”囀る鳥は羽ばたかない”の意味について考えてみました。
”囀る鳥は羽ばたかない”とはどういう意味?
囀る鳥は羽ばたかないはどういう意味なのか?
何かのインタビューでヨネダ先生が「囀る鳥」は矢代のことって言ってた。
だから6巻の描き下ろし「"飛ぶ鳥"は言葉を持たない」は百目鬼のことなんだなーって思ったけど、真意はどういうこたなんだろー?気になる💦— 千🐅 (@love_you_softly) February 26, 2021
ヨネダコウ先生がインタビューの際に、”囀る鳥”は矢代さんだと言ってたそうです。
新参者なので過去の話が全然わからなくて悲しい・・
とりあえず百目鬼さんではないのですね。
ひとまず”囀る”の意味を調べてみました。
小鳥がしきりに鳴き続ける
べちゃくちゃやかましくしゃべるのを、さげすんで言う
小鳥がしきりに鳴く「カナリアの囀る声」
口数多く早口でしゃべるのを軽蔑していう。ぺちゃくちゃしゃべる「よく囀る女の子だ」
こちらは辞書に載っている意味です。
鳥が囀るのには、求愛行動、なわばりを主張するといった意味があります。
メスを呼ぶためや、他のオスが近寄らないように警告するために囀るそうです。
”羽ばたく”の意味はこちら。
鳥が、つばさをひろげて上下に動かす
飛び立つ際の動作であることから、人間社会における比喩的な意味でも用いられることが多い
人が実力をつけて成長し、社会に出ていく
”羽ばたく”は鳥で言うと飛ぶ前の動作ということなので、”飛ぶ”と同じではないようですね。
飛びそうであったり飛び立とうとしているということになりそう。
比喩になると出て行ってますが。
感覚的には”羽ばたく”は”飛んで行く”と同じ感じで捉えていました。日本語は深いですね。
言葉の意味を踏まえると囀る鳥は羽ばたかないは、
鳥でいうと、求愛行動やなわばりを主張する鳥は翼をバサバサ動かさない。
比喩表現で人間で言うと、ぺちゃくちゃしゃべる人は社会に出て行かない。
直訳するとこんな感じになりました。
他にも求愛中で飛びそうにないとか、実力がないから社会に出て行けない
という風にもなるかもしれません。
囀る鳥は百目鬼だと思ってた
最初に字だけ見たときは、囀る鳥っていうとひな鳥を連想しました。
巣で待つツバメのひながよく鳴いているやつですね。
矢代さんが百目鬼さんのことを”雛鳥みたいなもんだ”というシーンもありましたね。
最初読んだときは”囀る鳥は羽ばたかない”は、矢代さんから離れられない百目鬼さんのことかと思ってました。
よくよく考えたら矢代さんが百目鬼と初対面のときに”雰囲気と面構えだけでヤクザになった”って思わせた風貌の百目鬼さんが雛鳥に例えられるって可愛すぎますね。ほんと可愛い存在だったんですね。
6巻の平田との抗争のあと、病院で離れたところからこっそり百目鬼と家族を見守っていた矢代さん。
鳥が羽ばたいて飛んでいく様子が描かれていました。
そのあとの”飛ぶ鳥は言葉を持たない”に出てきたのは百目鬼さんメインの話です。
七原さんから、矢代さんが百目鬼のことを覚えてないと言ってると伝えられる悲しいシーンですね。
百目鬼さんは羽ばたかない鳥ではなく、飛ぶ鳥でした。
いや、飛ぶ鳥になるまでは百目鬼も囀る鳥だったのかな。矢代さんが飛ぶ鳥にしたのか。
囀る鳥は矢代さん
囀る鳥は矢代さんというところに戻ります。
百目鬼さんの場合は鳥の意味で考えた方がしっくり来たのですが、矢代さんだと考えると比喩表現の方がしっくりくる気がします。ぺちゃくちゃ喋っていて、社会に出て行かない。
百目鬼さんは寡黙でぺちゃくちゃしゃべらないですからね。比喩の囀るは当てはまらないですね。
でも矢代さんを鳥の意味で考えても変ではないですね。
影山先生が言ってた”あいつだけは高校生のときのまま”のように、矢代さんは子供のときのままで止まっていて、愛情を求めているとか、
縄張り争いとは違うけどヤクザになりたくなさそうで、自分のテリトリーを守っているところとか。
囀る鳥な気がします。
ペラペラ喋るのは得意だけど、本音を話せなくて自分の殻に閉じこもっている矢代さんが、”囀る鳥は羽ばたかない”状態で、
最終的には百目鬼さんの影響で、自由に羽ばたく鳥になるのかな?と期待します。